釈迦如来
サルナート仏陀
慈母観音菩薩
普賢菩薩
宗学の傍ら京仏師に師事し、 帰省後は新潟市、長岡市を 中心に仏像彫刻教室を主催
後世に残る技法と優しく品位あるお顔の御仏作りが信条
祥琳師が住職を勤める長岡市の浄土真宗浄覚寺は、平安時代末期の開基と伝えられる古刹。そのご本尊・阿弥陀如来(写真左)、実は本体はじめ台座全体にわたって落箔し、欠損、剥離が激しく、住職が自ら刀を加えて大胆に修復したもの。「本体各部の贅肉を思い切ってそぎ落とし、さわやかなお顔とお姿に生まれ変わってもらいました」と語る祥琳師。京仏師の伝統技法の伝授とともに心掛けているのが、心優しい顔立ちで心に呼びかけるような、仏像の優雅で荘厳な品位だ。 故郷の長岡市に帰ってからは新潟市・長岡市を中心に「祥琳仏像彫刻教室」を開講。1982年(昭和57)から毎年主催している「仏像美術展」も、市の後援となり今夏の開催で25回目となった。現在は檀家回りなどの仏事を勤める傍ら、年に数体の作仏の日々が祥琳師の至福の時間でもある。
山崎祥琳(やまざきしょうりん)
新潟県長岡市鳥越の浄覚寺の現住職。京都の大谷大学・大学院時代に、宗学を学ぶ傍ら、京仏師に師事し、修養を積む。帰省後、長岡市・新潟市を中心に仏像彫刻教室を主催。門下生に正統派の仏像彫刻技術を伝授。「新潟仏像美術展」を新潟市で定期開催。日本画においても、穂刈春雄師の薫陶を受け、県の芸術展で奨励賞を受賞。新潟県内の寺院を中心に仏像や仏画を納入。
浄覚寺、第一子として誕生
京仏師に師事、修養する
京都 大谷大学大学院修了
長岡市で「祥琳仏像彫刻教室」を開講。「仏像美術展」主催。
新潟市で「祥琳仏像彫刻教室」を開講
新潟NT29テレビ局 番組放映『美術散歩・山崎祥琳』
肩を張らず気軽に「多くの方が仏像彫刻を楽しんでほしい」
仏像彫刻を志す人は多いが上手に彫ろうとして挫折する人も少なくないという。「ほのぼのシリーズ」は、できるだけ「多くの方々に仏像彫刻を楽しんでほしい」という想いから祥琳師が企画し、仏像彫刻教室のテキストにも活用している。「形を極力抽象化して表現し可愛らしさを追求。なむヨン様は、やんちゃなお孫さんにも見え、4人そろって仏教賛歌を歌っているようにも見えます」。ちょっとした遊び心でお地蔵さんや観音さんを彫る。仏像彫刻に触れることで癒しになれば―。祥琳師の願いでもある。