白衣観音
普賢菩薩
観音菩薩
多聞天
東京仏師の父の元で修業、 以来40数年伝統を守りつつ オリジナルな造形美も追求
彫刻家が出入りする環境に育ち仏師の道を歩む
大叔父の阿井瑞岑は高村光雲に学んだ彫刻家・山本瑞雲に師事。父(先代宗岑)はその大叔父から彫刻を学び東京仏師として活躍。「彫刻家の出入りの多い家に育ち、自然に仏師への愛着を感じて」、20歳の時から父の元で修業を積む。しかし、10年後すべての継承が済まないまま父が亡くなる。 その後、仏師として精進すべく全国の寺社仏閣を訪ねては木彫や仏像の研究を重ねる苦学が続く。以来40数年「怖いのは慣れや慢心、技術だけに頼らず常に新鮮な気持ちで感動を与える作品を彫りたい」。宗岑氏の初心でもある。
先崎宗岑(せんざきそうしん)
昭和19年東京生まれ 本名 勝重 父 宗岑に学ぶ 父は房州清澄山道場の釈迦如来の作者で特に肖像彫刻に優れた仏師で知られる木心会主宰 元創型会会員 伝承巧美会結成 作品展都度開催
15年ほど前から仏像彫刻教室「木心会」を主宰
寺院や個人依頼の仏像制作のかたわら15年ほど前から仏像彫刻教室「木心会」を主宰。千葉県柏市のカルチャーセンターでスタートした教室も現在では約200名の受講生を数える。さらに2年前からは自宅工房を開放し精力的に指導している。「20〜80歳代まで幅広い年代の受講生がいますが、さまざまな人たちの縁を大切に、自分自身も教えることで学んでいます」と語る宗岑氏。「多くの人に仏像彫刻を通じて日本人が培ってきた日常の信仰と伝統美術を改めて見直してほしい」とも。今後は個展やセミナーにも積極的に取り組む。